2025/06/26 15:33

昨日の続きです。


「完成」をどことするかはなかなか重い問題です。


音楽で言えば音源、聴き手の環境、ライブでその完成の状態は違います。


先日キタニタツヤ(敬称略)のラジオでは
「サブスクの再生を回すため音源ではイントロの短い曲が、ライブではアレンジされ長くなっていたことに趣きを感じる」
というようなお便りが寄せられていました。

ちなみに前半部分については「そういう意図はない!」と声を大にして主張していました。

同じ曲でも音源の完成形とライブでの完成形が違う例だなと思いました。

ライブでしか聴けない節回しとか、ソロのアレンジとか私も大好きです。


また、音楽に関しては聴き手のイヤホンやスピーカーのレベルで、聴こえてくる音もかなり違います。


作り手はどこを完成と想定しているのか。
そこを考えてしまうと、イコライザーなんかをいじるのは憚られます。



物を作って売る時も同じ悩みがあります。


①作りたてほやほやの私の手元にある完成
②売り場に並べた完成
③お客様のものとなった完成


もちろん物は音楽ではないので、長く使っていただくために③を基準にしています。

しかしご使用や保管の方法は人それぞれ。
どこまで想定してお話しすれば良いのか、悩みどころです。


今週末は初めて参加するイベントです。
お会いしたことのないお客様がほとんどになると思います。

いつもより更に丁寧にお話ししたいです。
緊張するけど楽しみです。



キタニタツヤ(敬称略)セルフカバー曲です。
6月末にぴったり。