2025/05/01 21:10
野菜売り場で立派な春キャベツが1つ158円。
わあいいね!と思っていたら、背後から「素敵ね!」と大きな声がしました。
春キャベツのことかと思っていたら、私のバッグのことでした。
「あなたのバッグ素敵ね!これは良いものだわ」とご婦人。
今日かけていたのは祖母の家から発掘されたバッグでした。
数年前、祖父母が施設にお世話になることになりました。
物が多いのに掃除が苦手だったため、父母はそれからひたすら片付けに追われていました。
その中からまさに「発掘」されたのです。
箱に入ったまま使われた形跡のない黒い革のバッグ。
横型の長方形のハンドバッグで、被せの蓋がカチッと金具で締まるタイプ。
取り外せる細いショルダーストラップも入っていました。
私の好きな感じです。
革は少々古ぼけていましたが、磨いてみるとツヤツヤになりました。
それからは私のお気に入りです。
私「祖母のものなんです」
ご婦人「まあそうなの。これはもうなかなか手に入らないものだわ。大切にね。」
と、おっしゃいました。
祖母、両親、バッグと私を一遍にほめていただけた気がして、とても嬉しかったです。
祖母より少しお若く見えたご婦人。
お一人で元気にお買い物している姿が頼もしい。
いつまでもお元気で。
お買い得な春キャベツは甘くておいしかったです。
ごちそうさまでした。